ページ番号 1002122 更新日 令和2年7月3日
飼い主は、動物を飼育するうえで、その習性や生理をよく理解し、愛情をもって終生飼育する責任があります。
動物愛護週間は、命ある動物の愛護と適正な飼育についての関心と理解を深めるために設けられました。この機会に、私達が飼っている動物、身近にいる動物たちについて、もう一度考えましょう。
犬や猫などの動物は、人に安らぎを与えてくれる大切なパートナーです。一方で市には、動物に関する苦情や相談が多く寄せられています。動物と暮らすためには、いくつかのルールやマナーがあります。マナーを理解し守ることで、人と動物が共に安全で快適に暮らせるまちを目指しましょう。
散歩のときはマナーを守って
散歩時の犬のふんの放置で迷惑しているという相談が多く寄せられています。排せつは自宅で済ませるようにしつけましょう。また、散歩時はふんを入れる袋や水を携行し、飼い主が責任を持って処理しましょう。
飼い犬にはリード(引き綱)をつけて
事故防止のため、必ずリードを装着し、犬を制御できる人が散歩をさせましょう。
飼い犬が人をかんでしまったら
(1)けが人の応急手当をする。(2)再度かまないようにする。(3)24時間以内に東京都動物愛護相談センター(042-581-7435)へ電話する。(4)48時間以内に、飼い犬に獣医師による狂犬病の検診を受けさせる。
飼い猫は屋内で飼育を
屋外は、交通事故や感染症などの危険があります。平成29年度、市内の道路等で収容された猫のなきがらは126匹でした。
飼い猫には、身元表示を
迷い猫を防ぐため、飼い主・住所などが分かるよう、飼い猫には名札などをつけましょう。
繁殖を望まない場合は、必ず不妊・去勢手術を
猫は、生後1年足らずのうちに繁殖能力が備わり、年に2から4回、1回あたり3から5匹程度の子猫を生みます。去勢・不妊手術は、尿のにおいが弱まり、さかりの鳴き声がなくなる効果等があります。また、屋内で飼うことで不必要な繁殖を防ぐことができます。
「飼い主のいない猫(野良猫)」から「地域猫」へ
飼い主のいない猫が敷地内でふんや尿をして迷惑しているなどの苦情・相談が多数寄せられています。単なる餌やりでなく、自治会など地域へ理解を求め、トイレの設置や不妊・去勢手術を行い、適切に餌を与え(1日1回の餌やりで、1時間程度で片づけ)、食べ残しやふんの掃除を含めて管理していくことで野良猫やその苦情も減少します。市では、地域猫の不妊去勢手術の補助金制度がありますので、詳しくはお問い合わせください。
災害時に避難する場合には可能な限り飼っている動物を連れて行きましょう。避難先では不特定多数の人がいるため、(1)人や他の動物を怖がらない。(2)嫌がらずにケージに入る。(3)トイレは決められた所でするなど、普段からしつけておきましょう。また、動物用の食事や水も用意しておきましょう。
平成29年度に東京都動物愛護相談センターに収容された猫は711匹で、このうち飼い主に返還または譲渡された猫はわずか269匹となっており、多くは殺処分されています。
また最近、外国から持ち込まれたペット用の動物や昆虫などの生き物が放され繁殖し、生物の多様性に影響を与えています。中には、人に危害を与えるものもいます。動物たちの命を大切にし、飼い主は責任と愛情をもって終生飼育しましょう。
建設環境部 環境対策課 環境対策係
電話番号:042-328-2191
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