伝染性紅斑(りんご病)が流行しています

ページ番号 1033295  更新日  令和6年11月27日


 伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)は、今年は5月上旬より患者報告数が増加しており、11月11日から11月17日(第46週)の1週間における患者報告数は6年ぶりに都の警報基準を超えました。伝染性紅斑は、両頬がりんごのように赤くなることから、別名「りんご病」とも呼ばれています。

 伝染性紅斑の患者の約7割は、6歳以下の小児となっていることから、家庭、保育所、幼稚園、学校などにおいても感染予防策の徹底をお願いします。感染予防策としては、こまめな手洗いや、咳やくしゃみをする時には口と鼻をハンカチ等でおおうなどの咳エチケットを心がけることが大切です。

伝染性紅斑とは

 伝染性紅斑は、ヒトパルボウイルスB19(human parvovirus B19)による感染症であり、皮膚の発疹を主症状とします。約10日(4〜20日)の潜伏期間の後、両頬に紅い発疹が現れます。続いて体や手・足に網目状の発疹が拡がりますが、これらの発疹は、通常1週間程度で消失します。多くの場合、頬に発疹が出現する7〜10日前に、微熱や風邪のような症状がみられ、この時期にウイルスの排出が最も多くなります。発疹が現れる時期にはウイルスの排出量は低下し、感染力もほぼ消失しますが、発疹が淡く、他の疾患との区別が難しいこともあります。
 妊娠中(特に妊娠初期)に感染した場合、まれに胎児の異常や流産が生じることがあります。保育園や学校など周囲で患者発生がみられる場合、妊娠中あるいは妊娠の可能性がある女性は、できるだけ患者との接触を避けるよう注意が必要です。

 感染経路として、患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれるウイルスを吸い込むことによる感染(飛まつ感染)、あるいは、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる感染(接触感染)があります。

 

伝染性紅斑の治療

予防接種や、特別な治療法は無く、症状に応じた対症療法が行われます。

感染防止のポイント

 アルコール消毒が効きにくいため、流水や石けんでこまめに手を洗い、自分専用のタオルで手を拭きましょう。咳やくしゃみをする時には口と鼻をハンカチ等でおおう、場面に応じてマスクを着用する等の咳エチケットを心がけましょう。
 

 

東京都問い合わせ先

感染症対策全般に関すること

東京都保健医療局感染症対策部防疫課 03-5320-4088

感染症患者の報告数(感染症発生動向)に関すること

東京都健康安全研究センター企画調整部健康危機管理情報課 03-3363-3213


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このページに関するお問い合わせ

健康部 健康推進課 予防係
電話番号:042-321-1801


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