ページ番号 1032590 更新日 令和6年8月14日
手足口病は、主に夏に小児を中心に流行する感染症です。令和6年8月1日の厚生労働省の情報提供によると、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成10年法律第114号)に基づく小児科定点からの患者の届出数が、過去10年間と比較してもかなり多い状況となっています。
ご家庭、保育所、幼稚園、学校等においても、感染予防策の徹底をお願いします。
主な症状として、口の中、手のひら、足の裏などに、発しんや水疱ができます。あまり高い熱は出ません。重症化はまれですが、合併症として急性脳炎や心筋炎があります。
感染経路として、患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる飛まつ感染、水疱の内容物や目ヤニ、便の中のウイルスが、手を介して口や眼などの粘膜に入ることによる経口及び接触感染、便と一緒に排泄されたウイルスが口に入って感染する糞口感染があります。
特効薬はありません。つらい症状をやわらげる対症療法が中心です。手足口病のワクチンはありません。
食事や水分がとりにくくなり、脱水症状をおこすことがあります。水分補給に努め、柔らかく、刺激の少ない食事を工夫しましょう。
ぐったりしている、頭痛、嘔吐、呼びかけに対する反応が鈍い、意味不明の言動がみられるなどの症状が現れた場合はすぐに受診しましょう。
★お子さんの場合
・手足口病の原因ウイルスはアルコール消毒が効きにくいため、流水や石けんでのこまめな手洗いを習慣づけましょう。(手洗いは多くの感染症に共通する重要な予防策です)
・お子さんが理解できる範囲で咳エチケットを心がけましょう。(人に向けてくしゃみをしないなど)
★保護者の方や保育所等の職員の方
・手指衛生や咳エチケットなど、感染防止にこころがけましょう。
・お子さんに咳などの症状のある場合は、登園、登校を見合わせるなど無理をさせないように配慮しましょう。
・症状がおさまった後も、患者さんの便の中にはウイルスが含まれますので、トイレの後やおむつ交換の後、食事の前には手洗いを心がけましょう。
・保育所、幼稚園、学校などの集団生活では、タオルの共用は避けましょう。
・先天性心疾患、慢性肺疾患などがある場合は、かかりつけ医に相談し、感染予防や病気にかかった場合の対応について、助言を受けておきましょう。
東京都保健医療局感染症対策部防疫課 03-5320-4088
東京都健康安全研究センター企画調整部健康危機管理情報課 03-3363-3213
このページには添付ファイルがありますが、携帯端末ではご覧いただけません。
添付ファイルをご覧いただく場合は、パソコン版またはスマートホン版ホームページをご覧ください。
健康部 健康推進課 予防係
電話番号:042-321-1801
Copyright (C) Kokubunji City, All Rights Reserved.