ページ番号 1006573 更新日 令和3年1月23日
ドント式とは、ベルギーの法学者ビクトル・ドントが考案した計算方法です。比例代表選挙において各政党に配分される議席数を計算する方法の一つで、各政党の総得票数をそれぞれ1、2、3、4・・・と自然数で割っていき、得られた商の大きい順に議席を配分する方式です。参議院・衆議院の比例代表選挙などに用いられています。
政党名 |
A党 |
B党 |
C党 |
D党 |
---|---|---|---|---|
総得票数 |
1,200 |
1,000 |
700 |
400 |
÷1 |
1,200【1】 |
1,000【2】 |
700【3】 |
400 |
÷2 |
600【4】 |
500 |
350 |
200 |
÷3 |
400 |
333.3 |
233.3 |
133.3 |
÷4 |
300 |
250 |
175 |
100 |
÷5 |
240 |
200 |
140 |
80 |
当選数 |
2 |
1 |
1 |
0 |
(注釈)【1】から【4】は、当選の順位を示しています。
上記の表のように、全ての政党の総得票数について、÷1の場合、÷2の場合、÷3の場合、÷4の場合、÷5の場合の商を求め、商の大きさの順に、定数までを当選とし、議席を配分します。 この例では、【1】から【4】の当選順位のとおり、A党に2議席、B党とC党にそれぞれ1議席が配分され、D党が0議席となります。
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